お世話になった方への退職お祝い|胡蝶蘭が人気の理由と贈る際のマナー
退職には定年退職、自己都合による退職、会社都合による退職などがございます。
自己都合による退職の中にも寿退社など、おめでたい退職もあり、人それぞれです。
どんな理由の退職であれ、一緒に働いてきた仲間が退職するのはさみしいものです。
しかし退職はその方の新たなスタートとなるので、これまで勤め上げてこられた日々の労をねぎらい、新たな門出を応援したいものです。
そこでよくギフトとして選ばれるのが胡蝶蘭です。
いったいなぜ、胡蝶蘭が選ばれるのでしょうか?
今日はその理由と、いざお祝いに胡蝶蘭を贈る際に知っておきたいマナーなどをご紹介していきたいと思います。
退職お祝いに胡蝶蘭が選ばれる理由
縁起がいい
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。
大事な方の新たな門出をお祝いするのにピッタリな贈り物です。
また胡蝶蘭は凛として前を向いている花弁が特徴的なお花です。
これからも前を向いて頑張ろうという原動力になるかもしれません。
縁起が良く、清潔感のある華やかな胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。
花粉と香り
胡蝶蘭は花粉や香りがほとんどありません。
切花と比べると、水やりなどのお世話があまりいらず、ご負担なく喜んで頂けます。
また胡蝶蘭は1度枯れてもまた花を咲かせてくれるお花です。
園芸やお花の好きな方や定年退職を迎えられて、退職後に趣味に使える時間が増える方には、胡蝶蘭を育てる時間が楽しみにつながること思います。
花が長持ち
胡蝶蘭は花もちも良く1~3か月の間、花を咲かせてくれるので
他の花に比べて、長い時間を楽しんでいただけることも選ばれることの理由の1つです。
やはり気持ちをこめて贈った胡蝶蘭ですから、長く飾って頂けるとうれしいですよね。
胡蝶蘭を退職お祝いに贈る際のマナー
注意すべきこと
退職は先にも申し上げましたが、おめでたい退職ではない場合もあります。
その際にはお祝いをしてはいけません。
贈る先の状況を考慮することが大切です。
いつ贈ればいい?
「退職祝い」を贈る際には送別会などに参加する場合にはその場で直接するとよろこばれます。
職場内で渡す場合には退職日に渡すことがベストです。不安な場合は前日でも構いませんがあまり早く渡すのは失礼にあたりますので注意してください。退職後に知らせを受けた場合にはなるべく早く贈るようにしましょう。
相場
一般的な相場は10,000円~20,000円程度といわれています。
お付き合いの深さによっても異なりますが、
胡蝶蘭は長持ちするゆえに置き場所が必要となるため
ご自宅に飾られることを考えて胡蝶蘭を選びましょう。
一般的にはミディ胡蝶蘭 3本立ち
特別なお付き合いの場合には大輪胡蝶蘭 3本立ち
立札の書き方
退職祝は表書きを「祝定年御退職」「御礼」「御祝」とします。
メッセージカードで贈られる場合は、否定的な言葉(「大変な時代ですが」「先行き不安な社会ですが」など)や忌み言葉(「倒れる」「負ける」「マイナス」など)は使わないようにしましょう。
メッセージ例
・長い間お疲れ様でした。
益々のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
・〇年間、お疲れ様でした。
これからも御身体にお気をつけて頑張ってください。
たまにはお顔を見せて頂けたら嬉しいです。
・長い間、お世話になり本当にありがとうございました。
○○さんがおられなくなると寂しくなりますが、教えて頂いたことを糧に私たちも頑張っていきます。これからもお元気でお過ごしください。
・長い間、お疲れ様でした。
○○さんと仕事ができて本当に楽しかったです。
新たな人生もご健康で充実した日々となりますように願っております。
まとめ
退職のお祝いに胡蝶蘭を贈るマナーをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
退職は人生の大きな節目であり、第2の人生の始まりでもあります。
お世話になった方に感謝の気持ちと今後も健やかに楽しく過ごされるように応援の気持ちを込めて、お祝いを贈りましょう。
注意するべき点が何点かございますが、マナーをしっかりと守って胡蝶蘭を贈れば、大切な方にきっと笑顔になって喜んでもらえるはずです。
大切な方の新たな門出を祝福し、「幸せが飛んでくる胡蝶蘭」贈ってみてはいかがでしょうか?