胡蝶蘭ってなんで高いの?

誰かを祝福する時、贈る花の定番と言えばやはり「胡蝶蘭」ですね。そんな胡蝶蘭は他のお花に比べるとお値段か高いと思われる方多いと思います。今日は、なぜ胡蝶蘭は高いのかその理由を書いていこうと思います。

 

栽培の難しい胡蝶蘭

通常植物は種から発芽しますが胡蝶蘭は着生植物なので土に埋めても発芽しません。

着生植物とは地面に生えるのではなく、岩、壁、木の幹・枝など、とにかく何かにくっついて生えている時、その植物を着生植物と呼びます。着生植物は、着生している相手から栄養分を吸い取っているわけではなく、単に足場として利用しているだけです。       

引用 東山動植物園

発芽させるには、カビの一種「蘭菌」と呼ばれる助けが必要です。自然界で発芽できる確率は4万分の1と低く花が咲くまでにかかる期間はなんと約3~4年ほどかかるそうです。

 

全体の約9割がクローン

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そんな低確率で生まれる胡蝶蘭ですが、花を咲かせるとき全てが綺麗に咲くわけではありません。中には葉、花の形が均一でないこともあります。

では、なぜ一般的に売られている胡蝶蘭は形が綺麗なのでしょう?

それは、綺麗に咲いた個体から「クローン」を生み出しているからです。びっくりされた方もいると思います。私も知った時は驚きました。しかもクローンの胡蝶蘭は全体の約9割にも上ります。

なので売られている胡蝶蘭は綺麗な姿のものばかりなのです。

一般的なクローン栽培方法はフラスコの中に栄養分をいれて発芽させていく方法と芽の中にある成長点と呼ばれる細胞分裂を行う箇所を取り出し培養する「メリクロン栽培」があります。

 

 

愛情いっぱいの胡蝶蘭

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胡蝶蘭を育てるのは並大抵のことではありません。胡蝶蘭は温度に敏感な植物なので細かな温度調整が必要になります。他にも様々なお世話をし続けること数年…やっと立派な胡蝶蘭になるのです。生産者さんから愛情をたっぷりもらって育った胡蝶蘭の価格は高くなってしまうのも納得ですね。そして、出荷の際も輸送中に花は落ちないようカバーをかけ冬は花が凍らないよう中にカイロを入れ出荷します。

大切に育てたからこそ最後の最後まで愛情を怠らない生産者さんの愛情は図りしれません。

いままでなんとなくお祝い事に胡蝶蘭を送っていた方も店頭に並ぶまでの過程を知ることでより一層、自分の大切な方に届けたいお気持ちが強くなったのではないでしょうか?

 

愛情いっぱい胡蝶蘭は蘭すぐ.net

当店は生鮮農園から産地着送でお届けする胡蝶蘭ギフト専門店です。栽培者とお客さま、お客さまとお届け先の方との気持ちをつなぐことを大切に販売しております。
胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」と言う意味があります。贈る人も贈られる人も幸せになってほしと願い大切に育てた胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか?

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