胡蝶蘭を長持ちさせる葉水の方法｜育て方
12月に入り寒さが一段と厳しくなりましたね。
12月19日は新潟県で記録的な大雪に見舞われ、国道で長時間にわたる立ち往生のニュースが飛び交っていました。
私自身、雪が降る地域に住んでいますので、雪の怖さや大変さ知ってましたが、予想以上の積雪の怖さを改めて思い知らされました。ますます寒い時期に入っていきますので気を引き締めていこうと思います。
さて、本日は胡蝶蘭を長持ちさせるための水やりの方法をご紹介していこうと思います。
その方法とは『葉水』と言う方法です。
胡蝶蘭を枯らせてしまう原因の多くは、水の与えすぎによる根腐れです。 過剰な水やりで根を傷めたりする前に、ぜひトライして欲しいやり方です。
今回は、胡蝶蘭の葉水の効果とやり方についてご紹介したいと思います。
１．胡蝶蘭を長持ちさせるコツ
胡蝶蘭の水やりは、植え込み材料の乾き具合に頼るだけでは不充分です。胡蝶蘭を長持ちさせる最も効果的な方法は、根は乾燥気味にさせて、葉に適度な湿度を与えることです。
その理由は、胡蝶蘭は霧が多く発生する「雲霧林帯」と呼ばれる自然界で育ってきたので、湿度を好む植物だからです。
胡蝶蘭は約70％の湿度を保つことが、一番適していると言われています。
水やりの方法だけではなく、葉水の方法もマスターすることが胡蝶蘭を長持ちさせるコツなのです！
２．胡蝶蘭の葉水の方法と注意点
胡蝶蘭を長持ちさせるための葉水の方法をマスターしましょう。
・霧吹きを準備する・・・細かな霧が出るものが良い
・常温の水を用意しておく・・・容器にバケツに汲み置きして常温にしておく
・葉の表面と裏面に霧吹きで水を吹きかける・・・花に水がかからないように注意します
・気温の高い時期・・・朝・夕の2回行う
・暖房を使う時期・・・朝・昼・夕の3回行う
・葉水した後は、軽く布で水分を拭き取る・・・水に埃がついたり、病気の発生を防ぐ
・できるだけ毎日同じ時間帯に行う・・・植物へのストレスを減らす
・株の中央の葉のつけ根部分は水が溜まりやすいので注意する。・・・水が溜まるとカビが発生し病気の原因となります。
葉が垂れ、しわが出ていると水分不足のサインです。夏場は水を吸収する量が増えるのと、冬場は水やりの量を控えることで、通年を通して水不足にならないよう、葉水はできるだけ毎日おなじタイミングで行うと忘れないでしょう。
３．胡蝶蘭の葉水の効果
胡蝶蘭に葉水を行うことは、水を与えるだけでなく他にも良い効果があります。
・ほこりの除去
葉水を与えた後に、やさしく水をふきとる際に、汚れやほこりを洗い流す効果があります。
ほこりを取り除くことで、光合成の働きを助けます。
・病害虫の予防
葉が乾燥すると、葉ダニが発生しやすくなります。葉ダニは水分を嫌うので葉水は有効な手段です。水が溜まったままの状態にしておくと、雑菌に感染しやすくなり成長点が腐る恐れがあるので注意します。
・みずみずしい葉になる
水分を保つことで、艶が出て、緑色が一段と明るくなり、いきいきとした元気な葉でいられます。胡蝶蘭は、花だけでなく葉も観賞価値が高いとされているので、美しい葉を保つことは重要になります。
まとめ
植物は、原産地の環境に適応して生育しています。そのため、胡蝶蘭もできるだけ育った環境に近づけてあげることが長持ちさせる秘訣となります。
胡蝶蘭は、日中は水分を奪われない様に気孔を閉じて生活しているので、特に湿度管理は重要となります。
葉水の方法をマスターして、胡蝶蘭を少しでも長持ちさせてみませんか。
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