胡蝶蘭(ファレノプシス)の5つの特徴

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胡蝶蘭といえば、お店の開店時に置いてあるような高級贈答花から、母の日や誕生日などのギフト用に贈る小ぶりな胡蝶蘭、またブーケやコサージュとしても人気があるお花です。

胡蝶蘭は、高く伸びた花茎に幾輪もの華麗な花をつけ、見る人の目を楽しませてくれます。

今回は胡蝶蘭の特徴について5つご紹介いたします。

1.胡蝶蘭は暖かい国が原産地

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胡蝶蘭は、台湾、フィリピン、インドネシアなどの東南アジアが生まれ故郷の洋ランです。原種の多くは高温多湿な、川の流れに沿った谷間に分布していて、そこに生える樹木の幹や枝に根を張り成長していきます。
湿度が高く根が常に乾いている環境を好み、寒さに弱く、また強い直射日光も嫌います。

2.胡蝶蘭は着生植物なので土植えは適さない

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胡蝶蘭は、着生ランです。他の植物と違い土の中に根を張らず、樹木や岩に気根と呼ばれる根を空気中にはわせて成長します。寄生とは異なり樹木から養分を奪うことはなく、乾燥に耐えられる肉厚の葉をもち、空気中の水分や、樹木に伝わる雨から水分を得ます。そのため、地中に植えてもうまく育ちません。
胡蝶蘭は、一般的にバークか水ゴケで鉢植え栽培します。

3.胡蝶蘭は種類も豊富で様々な色や形がある

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胡蝶蘭は、白やピンクが定番ですが、赤・黄色・斑点模様のある種類もあります。
また、花びらの形も品種によって様々です。

(これらの商品は当店での取り扱いはございません。)

4.胡蝶蘭は寿命が長い

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胡蝶蘭は花茎のもとから花が咲き始め、全ての花が咲くまでの2~3ヶ月楽しむことができます。
胡蝶蘭は多年草の植物なので全ての花が落ちてしまっても、翌年以降もまた花を咲かせます。生命力が強く、毎年大切に育てることで株が大きくなると、数十年にわたって花が咲くこともあります。

5.胡蝶蘭は単茎性なので株分けが難しい

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胡蝶蘭は単茎性ランです。カトレアやシンビジュームのような複茎性ランの様に、茎の基部から複数の茎を伸ばすことを繰り返しながら、株が分かれることはあまりありません。そのため、胡蝶蘭の株分けは難しくタネや培養技術で増やしていきます。
稀に、親株が病気や外傷等で弱り成長できなくなると、代わりに子株を出し世代交代をすることがあります。

まとめ

植物にも動物と同じように、それぞれの特徴があり生き方も違います。
胡蝶蘭に限らず、植物を育てるにはまず生態系を知り、できるだけ環境にあった育て方をすることが基本となります。

胡蝶蘭は、他の蘭と比べて繁殖が弱い特徴があります。一方で、人工交配によって新しい品種を作り出せるという特徴もあり、世界各国の愛好家を虜にしてきました。

上手に育てて、1鉢を人生ほど長く育ててみたいものです。

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