胡蝶蘭を贈ることに、どんな意味がありますか？
開業祝いによく見かける胡蝶蘭。どんな意味や思いがあって贈られているのでしょうか。
町中を歩いていると、新しく開業した店舗前にたくさんの胡蝶蘭をよく見かけることがあります。
どうして揃いも揃って、胡蝶蘭ばかりを皆がこぞって贈るのでしょうか。
確かに豪華できれいなお花ですが、なんだか一見個性がない贈り物にも見えます。
そこにはどんな意味があって、贈る人のどんな思いが込められているのでしょうか。
胡蝶蘭を贈る意味
胡蝶蘭の花言葉に込めた思い
贈られた胡蝶蘭の花言葉には、贈った方への幸せと発展を願う気持ちが込められています。
胡蝶蘭の属名は「ファレノブシス」、和名は「コチョウラン」、漢字で「胡蝶蘭」の字があてがわれています。
「ファレノプシス」は、ギリシャ語で「ファライノ（蛾）」と「オプシス（のような）」という2つの言葉から成り立ちます。
見た目が蛾（蝶）に似ていることから、その名がつけられたと言われています。
そのことから、胡蝶蘭は「幸せが飛んでくる」「共にする喜び」という、大変縁起の良い花言葉を持つようになりました。
開店・開業初日は、新たに事業を始める方にとって、意味のある大切な一日です。
そんな当事者の門出をお祝いするために、縁起の良い花言葉をもつ胡蝶蘭をお贈りすることが習慣となっています。
→ 胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭が演出する華やかさ
胡蝶蘭の豪華な雰囲気が、新しい門出を華やかに演出してくれます。
胡蝶蘭の特徴は、艶やかでふっくらとした花がリズミカルに連なるかわいさと、宝石のように輝く美しさの両方を兼ね備えていて、通りすがりの誰もがうっとり心を奪われます。
そんな胡蝶蘭の存在は、開店・開業祝いのにぎやかな雰囲気をより一層華やかに演出してくれます。
当事者の方にとっては、喜びと感動で忘れられない一日となるでしょう。
→ 開店開業お祝いに贈る胡蝶蘭の選び方と贈り方
長く楽しめる胡蝶蘭
胡蝶蘭は1本の花茎にたくさんの花をつけているので、蕾が順に開花していくことで、約2～3ヶ月間楽しむことができます。
また胡蝶蘭は多年生植物のため、花がすべて落ちてしまっても、管理さえよければ毎年きれいな花を咲かせてくれます。その寿命は、驚くことに50年以上とも言われています。
まとめ
胡蝶蘭は他のどんな花よりも、圧倒的な存在感があり、たとえ1鉢だけでもその場を盛り上げてくれます。
開店・開業祝いには最も相応しいお花です。
相場は決して安いとは言えません。それでも昔から変わることなく贈り続けられる習慣が現在でも受け継がれています。
お祝いをする機会があれば、あなたも胡蝶蘭をお贈りしてみてはいかがでしょうか。
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