胡蝶蘭専門店が見極める高品質とは

胡蝶蘭のプロには、最も美しい一鉢を見極める技術があります。 

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つい先日、19年ぶりの日本出身横綱が誕生したことで話題になった大相撲ですが、その横綱昇進伝達式にも胡蝶蘭が飾られていたのをご存じですか?
たった一鉢でしたが、真っ白な美しい胡蝶蘭は金屏風と見事にマッチしていて、主役を照らすスポットライトの様でした。胡蝶蘭は日本の格式において、もはや欠かせない存在です。
私たち胡蝶蘭のプロには、そのような「高品質な胡蝶蘭」を見極める技術があります。

 

ところで「高品質な胡蝶蘭」とは、いったいどんな胡蝶蘭でしょうか?
今回は、品質についてお話しをしたいと思います。

 

1.品質の良い胡蝶蘭を育てるには

昔は、餅は餅屋で、花は花屋で購入するのが一般的でした。
ところが最近は、花は花屋さんで購入するよりも、産地直送のインターネット通販で購入する方が、安くて新鮮で品質の良い胡蝶蘭をお贈りすることが一般的となりつつあります。
→ 胡蝶蘭の選び方(重視すること2つ)

 

私たちは良い胡蝶蘭を育てる上で、一番目に大事にしている作業があります。
それは「品質の良い苗」を仕入れるということです。
当然ですが良い苗でなければ、良い胡蝶蘭が育つはずはありません。

 

信頼のおける仕入先で品質の良い苗を仕入れて、胡蝶蘭が伸び伸びと育つ環境を整えてあげることで、品質の良い胡蝶蘭が育つということになります。

 

2.高品質な胡蝶蘭を見極めるポイント

品質の良い胡蝶蘭を見分けるには、主に4つのチェック項目があります。

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・高品質の基準とは

(チェック1)花弁の大きさと厚さ
一輪一輪の花が大きく、際までしっかりと厚みがあるもの。

 

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(チェック2)花弁の色
くすみがなく、発色の良いもの

 

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(チェック3)つぼみの数
開店祝い・誕生祝いには、開花も楽しめるようにつぼみを入れたもの
式典・祝賀会・パーティには、つぼみの少ない満開に近いもの

 

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(チェック4)花弁と茎の向き
花の顔がしっかり正面を向くように整えます。
そうすることで、全体にボリュームが生まれ、さらに花が美しく感じられます。

 

胡蝶蘭も人と同様に“個性”というものがあります。
同じ時期に苗を植え、同じ環境で育てていても、大きくなるにつれ花形や花茎に違いが出てきます。
それらの個性をプロの技術で、オンリーワンの胡蝶蘭に仕上げ、お客様の大切な方へお届けいたします。

 

まとめ

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通常、胡蝶蘭のプロが生産過程で品質が悪いと判断したものは、心を鬼にして処分します。
そうでなければ、運送中に蕾や花が落ちてしまったり、枯れてしまったりするからです。

 

胡蝶蘭の品質の決め手は、「苗と育て方」+「プロの見極め」にあります。
健康な良い苗を仕入れ、徹底した管理体制の中で胡蝶蘭を大切に育て上げ、最後は高品質のものだけを見極める。これが高品質の証です。

 

私たちには長年の経験と実績から得た、絶対の自信があります。
これからもお客様の大切な方々へ、最も美しい一鉢をお届けいたします。