胡蝶蘭初心者へ(洋ランを知ることから)育て方の心得
胡蝶蘭の事ならタイ(バンコク)から学ぶ!
初心者は胡蝶蘭の素顔を知ることからはじめよう。
突然ですが、タイに行ったことはありますか?
タイの気候といえば、「1年中暑い」「湿度が高い」「息苦しい」といった印象がありませんか。
そんな日本人にとっては住みにくいタイの気候も、洋ランにとっては楽園。
タイの街中や各家庭のどこにでも洋ランが咲き乱れているそうです。
タイは、その気候を活かして世界各国に株や切り花を輸出しています。
実際、世界の全輸出量の約80%がタイ産を占めているといわれています。
また、物価も安いことから日本では○,○○○円する株が、タイでは○○○円で購入できるというのですから、なんともうらやましい限りです。
タイ人にとっての胡蝶蘭は、日本でのパンジーやチューリップに近い感覚なのかもしれませんね。
そこで、今回は胡蝶蘭の生まれ故郷でもある「タイ」から、その素顔を探っていきたいと思います。
1.胡蝶蘭が好む環境
日本の5月下旬から10月中旬の気温が生まれ故郷のタイと似ています。
ですから、この時期が株を育てるのに一番適しているといえます。
逆に、秋頃から初夏までの間は気温が下がり株が衰弱してしまいます。
このため、室内での加温が必要となります。
また、室内を加温することにより空気が乾燥するため、同時に加湿も必要となるわけです。
胡蝶蘭が好む環境を知ることで、今の環境が胡蝶蘭にとって良いのか悪いのかを自分で判断することができます。
そうすることで、胡蝶蘭の声に耳を傾けることができます。
愛情表現の第一歩です。
2.洋ランの属名
「胡蝶蘭」は、和名です。
正式には、「ラン科 ファレノプシス属(Phalaenopsis)」。
略号「Phal」です。
なんだかむずかしそうですが、実はこの知識が洋ランを知ることでとても大切なのです。
花屋さんに行くと、よくこういうラベルを見かけると思います。
これを訳すと → 「ファレノプシス(胡蝶蘭)属」の「アマビリス」という品種。
胡蝶蘭が欲しい場合は、「Phal.(PHAL.)」と書かれた札を選べば良いことになります。
同じラン科でも属名によって生まれ故郷が異なるため、当然育て方にも違いがあります。
そのため、欲しい洋ランを選ぶ際はこの略号を知っていることがとても重要なんですね。
【豆知識】
「C.」 カトレア属
「Cym.」 シンビジウム属
「Den.」 デンドロビウム属
「DTPS.」 ドリティス属
「ONC.」 オンシジューム属
「Paph.」 パフィオペディラム属
「POT.」 ポティナラ属
まとめ
日本で胡蝶蘭を育てるためには、季節ごとに注意する点があります。
それらの情報を充分習得してみても、いざ育ててみると「なぜ?どうして?」という結果になるケースも少なくありません。
その花に対して興味や関心がなければ、その花は単なる物理的なものとしか、とらえていないのかもしれません。
花はその命こそ短いものの、犬やネコと同様にかわいい生き物だと思うのです。
思えるかどうかということが、花を育てる以前にとても大切なのです。
今回ご紹介した事柄で、胡蝶蘭の素顔がすこーし見えたでしょうか。
今度、お花屋さんの近くを通ってみたらどんな洋ランがあるか、のぞいてみてください。
きっと今までとは違った、新たな感情がわいてくるに違いありません。
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