胡蝶蘭柄 喪中ハガキのマナー
日頃よく目にする官製ハガキですが、胡蝶蘭柄があるのをご存じですか?
官製ハガキは、料額印面(切手にあたる部分)にいくつかの絵柄があり、切手を貼らなくてもいいようになっています。
その料額印面の絵柄の一つに胡蝶蘭柄があり、一般的に喪中ハガキとして利用されることが多いようです。
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今回は胡蝶蘭柄にまつわる、喪中ハガキについてお話したいと思います。
1.そもそも喪中ハガキとは?
喪中ハガキとは、年内に家族または親戚が死去した場合「喪中につき、年末年始のご挨拶をご遠慮させていただきます」といった旨をお知らせする、挨拶状(年賀欠礼状)のことを言います。
出すタイミングは、先方が年賀状を書き始める前の11月~12月上旬には届くように準備しておくとよいでしょう。
2.胡蝶蘭柄は喪中ハガキにしか使えないの?
胡蝶蘭柄のハガキがポストに入っていると「どなたのご不幸だろう」と、一瞬ドキッとするものです。
一般的には「喪中ハガキと言えば胡蝶蘭柄」が浸透していますが、実は喪中用だけに使うものではありません。
「もともとは落ち着いた絵柄ということで、喪中ハガキや寒中見舞いに適している」というだけなのです。
しかし、これだけ喪中ハガキとして世の中に浸透してしまっては、それ以外の用途で利用するには抵抗があると思います。
また受け取る側が、胡蝶蘭柄は「弔事用」として認識されている場合は、不快感を与えることになります。
そのため、胡蝶蘭柄のハガキは他の用途で使用しない方が無難と言えます。
もし余分に買ってしまったり、書き損じが生じたハガキがある場合は、郵便局等で手数料を払い、他のハガキや切手に交換してもらいましょう。
3.喪中ハガキに利用する場合の胡蝶蘭の花言葉
喪中ハガキの下地には無地もありますが、花のイラストが入ったモチーフが多く利用されています。
イラストでよく見かけるのが椿・菊・蓮・百合・水仙・桔梗・野菊・すみれなどです。
その中でも蓮の花は、仏教の言い伝えから「善行を積んだ仏教徒が亡くなると蓮のつぼみに包まれて極楽浄土へ行ける」という宗教儀礼の意味合いがあります。
そして、故人が極楽で楽しく往生しているイメージを思わせるという由来があることから、蓮のモチーフはこれまでよく利用されてきました。
しかし現在では、喪中ハガキに故人を失ったことの悲しみや、故人への愛情・感謝の気持ちを表す意味合いが強くなってきたことから、故人が生前好きだった花を載せることもあります。
また、胡蝶蘭の清楚な佇まいと「優しい愛」という花言葉が、故人を偲ぶ気持ちとしてもふさわしいことから、胡蝶蘭のイラストも利用されることが多くなりました。
まとめ
このように現在では、喪中ハガキに込める思いが、それぞれの家族で変化してきたことから、喪中ハガキのスタイルの選択肢も増えてきました。
しかし、いくら故人が好きな花だったからといって、あまりにもカラフルで華やかなものは大人としてのマナーに欠けます。
色調はグレー文字にかかっても見やすいように、薄くて品の良い色合いのものに留めておきましょう。
喪中ハガキは、故人を偲ぶ気持ちを強く抱きながらマナーを守って作成しましょう。
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