胡蝶蘭の花芽が出てから開花|生育サイクルと管理方法
胡蝶蘭を育てると、花芽は出たけれど、冬の間に枯れてしまうということがあります。
そのため胡蝶蘭の冬越しは難しいと言われています。そのような試練を乗り越えて、春の暖かさと共に花芽がぐんぐんと伸びてくれれば、喜びはひとしおだと思います。
そこで今回は、胡蝶蘭の花芽が出てから花が咲くまでの生育サイクルと、管理方法を解説したいと思います。
胡蝶蘭の生育サイクルと管理方法
(1) 胡蝶蘭の花芽が出る
胡蝶蘭の花芽は、株の休眠期(11月~12月ごろ)から、顔を出し始めます。花芽が出る場所は、上から2枚目の葉のつけ根あたりからです。(小輪や中輪の場合は、発生する所がいくつかあり異なります。)
似たような所から、新しい根(新根)も出てくるので区別がつきにくいですが、新根は白色、花芽は緑色となります。
この休眠期に花芽が出てきても、株は成長を止めていますので花芽はわずかしか伸びていきません。暖かくなる春を待つことになります。
→ 胡蝶蘭の冬の越し方
(2)胡蝶蘭の花芽が伸び始め、先端につぼみができる
胡蝶蘭の花芽は春になっても休眠しつづけ、桜が散り始めて気温が20℃以上になってくると、ようやく伸び始めます。
この時、花芽は日光の方向に伸びてくるので、できるだけ上から日光が当たるような場所に移動します。
胡蝶蘭の花茎は最初に横へ伸び、やがて上へ向かって長い花茎となり、先端につぼみを作ります。
つぼみが出てきたら、水不足と乾燥に注意します。
→胡蝶蘭 水やりの基本
また、つぼみに集まるナメクジ・アブラムシ、葉につくカイガラムシなど、害虫にも要注意です。
→胡蝶蘭の病気・害虫対策について
(3)胡蝶蘭の花茎がさらに伸びる
花茎が30cm程に伸びたら、同じ長さ程の支柱を立てます。
支柱を立てる時は、根を傷つけないようにゆっくりと感触を確かめながら差し込みます。
また、支柱と花茎をきつく縛り付けないように、専用の茎止めクリップまたはビニタイ(ビニールでコーティングされたひも)で留めます。
支柱の長さ以上に花茎が伸びると、自然と垂れ下がり美しいラインができ上がります。
花茎の長さは胡蝶蘭の系統によっても異なりますが、大輪系で70~80cm(手入れが不足していると30~40cm)、小輪系だと10~20cm程まで伸びます。
(4)胡蝶蘭のつぼみがふくらむ
この時期は、湿度が低いとつぼみが黄ばんで落ちてしまいます。
空気中の湿度を高めるために、霧水をかけたりして乾燥させないように注意します。
つぼみが大きくなり始めたら、鉢の置き場所や向きは固定しておきましょう。
そうすることで、日光と花の向きが揃うようになり、より美しい姿に育ちます。
(5)胡蝶蘭の花が開花する
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通常の室内環境であれば、春から初夏(5月~6月)にかけて開花します。(冬に加温した温室環境であれば、2月~3月に開花)
低温にあてると元気よく開花してくれないので、エアコンなどで室内の温度が低くなりすぎないように注意します。
まとめ
胡蝶蘭を育てる上では、冬越しが一番難しいと言われています。
それだけに、胡蝶蘭の花芽を見つけたときはうれしさと同時に不安も多いと思います。
基本となる4原則(温度、湿度、風、光)にしっかり気を配り、じっくり育てて、自分の手で胡蝶蘭の花を咲かせてみてくださいね。
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